昆布の栄養について

昆布は海の恵みです。
昆布には、カリウム、ナトリウム、カルシウム といったアルカリ性の無機質が豊富に含まれています。また、食物繊維も多く含まれており、大腸の働きを活発にして便通を良くしてくれます。それによって、コレステロールだけでなく、腸内の有害物質が体外に排出され、大腸がんなど、腸の病気の予防にもなります。また、豊富な栄養を持ちながら極めて低カロリーなので、ダイエットの強い味方でもあるのです。


アルギン酸
含有量は乾燥した葉体の約20%と云われています。この成分はコンブなどの褐藻類の細胞を作っている主な成分(繊維の大部分)で、多糖類の一種です。保健上、以下の作用が有ると云われています。
・コレステロールを体外に排出させ、血圧の降下作用が有る。
・ストロンチウム、カドミウムが体内に吸収されるのを抑制する。
・腸の働きを助ける。

マンニット
アルギン酸とともに、コンブ中の炭水化物の大部分を占めている成分です。乾燥したコンブの表面にあらわれる白色の粉末で、水に溶けやすく、さわやかな甘みがあり、コンブの旨味の要素の一つです。コンブを料理に使うと特有のコクが出るのも、マンニットとアルギン酸とが料理材料の持ち味を引き出すためです。

ラミニン
コンブなどの褐藻類に含まれる、一種の貯蔵物質でアミノ酸の一種です。無味無色の粉末で水によく溶け、高血圧によく効くと云われています。

ヨード
海藻や魚介類に多く含まれますが、その中でもコンブに最も多い。古くからよく知られている成分で、新陳代謝を促して通じをよくする作用があります。また、甲状腺ホルモン(心身の発達を促す物質)をつくるのにも欠かせない重要な成分です。

ビタミン類
カロチン、ラクトフラビンなどのビタミン類が豊富に含まれています。
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